2010年に春夏連覇を達成した興南(沖縄)が、土浦日大(茨城)を6-2で下し3年ぶりの初戦突破、沖縄県勢として節目の夏70勝目を挙げた。

 興南が先手を取った。5回無死満塁で根路銘(ねろめ)太希内野手(2年)の中堅犠飛で先制。なおも1死二、三塁で仲村匠平主将(3年)が左前適時打を放ち、2点を奪った。

 土浦日大は6回1死二、三塁から小菅康太内野手(3年)の二ゴロの間に1点を返した。1点差に詰め寄られた興南は6回に西里颯内野手(1年)の右前適時打で加点し、リードを再び2点に広げた。

 興南は8回の守りで無死満塁のピンチを招くと2番手宮城大弥投手(2年)に交代。土浦日大の5番小沢礼嗣捕手(3年)を空振り三振、続く6番大賀玲介外野手(3年)を投ゴロ併殺に打ち取り、9球で窮地を脱した。

 興南は8回に3点を追加し、試合を決定づけた。

 土浦日大は2度の満塁機を生かせず、1986年(第68回大会)以来32年ぶりの夏勝利を逃した。

 2回戦に進出した興南は、敦賀気比(福井)と木更津総合(東千葉)の勝者と対戦する。