<壮行試合:東京高校選抜5-3東都選抜>◇11日◇神宮

 米ロサンゼルスに遠征する東京高校選抜が、東都大学1、2年生選抜と壮行試合を行い、5-3で勝った。

 大学は木製、高校は米国仕様の金属バットで対戦。東京高校選抜は3-3と同点の8回表1死一塁から、6番DHの渡辺隆太郎(帝京2年)の右中間二塁打で勝ち越し、9回にも相手暴投で加点した。投手陣も先発の187センチ右腕、大高光投手(日大鶴ケ丘2年)が2回1安打2三振無失点に抑えるなど、7投手のリレーで6安打に封じた。

 高校と東都の選抜チーム同士が対戦するのは初めて。東京高校選抜の指揮を執った日大三・小倉全由監督は「大学生と試合をやるのは非常に良いこと」、東都選抜を率いた日大・仲村恒一監督は「すばらしいこと。初めてのことですから。(今年から単独大学とプロ球団の練習試合が解禁され)プロともやっていますが、(高校と大学も)交流が増えていけば」とそれぞれ意義を語った。