<センバツ高校野球:浦和学院17-1済美>◇3日◇決勝

 済美(愛媛)のエース安楽智大投手(2年)が優勝を逃し、悔し涙を流した。

 浦和学院(埼玉)との決勝戦。2回に1点を先行したが、5回に8長短打を浴びせられ大量7失点。6回109球で降板し、7回からは一塁の守備に就き、8回にベンチに退いた。試合後、三塁側アルプス応援団へ、天を仰ぎ、涙を流しながらあいさつ。初出場で優勝した04年センバツの再現はならず、準優勝に終わった上甲正典監督(65)は「5回は安楽の集中力が欠けていた。そのミスを逃さない浦和学院はさすが」と相手をほめた。