野球殿堂入りの正岡子規が創設したと言われる野球部が、野球の聖地に帰ってくる。センバツの選考委員会が23日、大阪市内で行われ、松山東(愛媛)が21世紀枠で松山中時代の1933年以来82年ぶり2度目の出場を決めた。

 旧制松山中として1878年に創立された伝統校で、1892年の野球部創設には正岡子規が関わったとされる。昨夏の県大会で63年ぶりに決勝進出を果たし、昨秋の県大会も準優勝した。

 同校OBでもある堀内準一監督(48)は「今は喜びでいっぱい。21世紀枠に相応しいチームになるよう、より一層磨きをかけたい。選んでもらって良かったと思ってもらえるようにしたい」と話した。