第87回選抜高校野球大会の出場32校が23日、決まった。その選出背景を21世紀枠、一般選考の各地域で紹介する。

 【21世紀枠】まず西日本から選出に入り、松山東が決定。次に東日本で豊橋工が選出。3校目は激論となった末に桐蔭。1915年夏の第1回大会に出場している伝統校。特別選考委員会では「高校野球を創成期から支え発展に貢献したきた学校であり高校野球100年の節目の年に評価したい」との意見もあった。

 【北海道】昨秋地区大会V東海大四が順当に選出。

 【東北】明治神宮大会で1枠増で3枠。3枠目は昨秋ベスト4の八戸学院光星と同じく秋4強の鶴岡東が検討された結果、八戸学院光星が安定した力があるとして総合力で上回った。

 【関東・東京】6枠目は関東5校目の東海大甲府と東京2校目の二松学舎大付とで争点となった。投手力を中心とした総合力が高いとして二松学舎大付が選出された。

 【東海】2枠で昨秋のVと準優勝校が順当選出。

 【北信越】2枠で昨秋Vと準優勝校が順調選出。

 【近畿】昨夏の甲子園を制した大阪桐蔭が昨秋大会では準々決勝で敗退も、優勝した天理に1点差で敗れた内容が評価され4番手で選出。最後の6枠目はベスト8入りした近江、北大津、箕島の比較。投手力などを含めて近江が選出された。

 【中国・四国】5枠目は米子北を初選出。明徳義塾の力も評価されたが、地域性も含めての結果。

 【九州】4枠目は準決勝でコールド負けの九産大九州が議論の対象となったが、その大敗試合も点差ほど一方的な展開ではなかったと評価された。