今春のセンバツ大会に出場した嘉手納の野球部員の男子生徒(17)が飲酒した上、無免許でミニバイクを運転したとして、道交法違反の疑いで現行犯逮捕されていたことが11日、分かった。

 生徒は6日夜、同じ野球部の男子4人と一緒に沖縄市内のアパートで酒を飲んだ後、ミニバイクを運転し、沖縄署に現行犯逮捕された。生徒はセンバツ大会には出場していない。同高野球部は9日、日本高野連から厳重注意を受け、19日開幕の沖縄大会への出場辞退を申し出たが、出場を認められたという。5人はすでに退部し、部の活動も8日から3日間自粛し、この日の抽選会後に練習を再開した。「応援してくれる人がいると信じています。支えてくれている人のためにも野球を一生懸命やることが恩返しになると思っています」と喜友名(きゆな)部長は話した。