20日に閉幕した第93回全国高校野球選手権で10年ぶり2度目の優勝を果たした日大三(西東京)の選手らが21日に帰京し、東京・町田市の同校で優勝報告会を行った。選手紹介でV腕となったエース吉永健太朗投手(3年)が壇上に立つと、約1000人の学校関係者やファンから大歓声。小倉全由監督(54)が「目標とする10-0の野球を(完封で)結果として出してくれた」とねぎらうと、さらに大きな拍手が起こった。

 同校から吉永、畔上翔外野手、横尾俊建内野手(ともに3年)が28日に開幕するアジアAAA選手権(横浜スタジアムほか)に日本代表として出場する。6戦766球を投げた吉永は「今朝は少し体が重いな、と思いましたが、試合があればまだ投げられる」。今大会6割2分5厘の4番横尾は「8番くらいで気楽に1発を狙いたいですね(笑い)」と、ともに初のJAPANのユニホームを心待ちにしていた。