二刀流の大谷もびっくり!? メッツ期待の新人、ノア・シンダーガード投手(22)が投打で大暴れして今季2勝目を挙げた。投げては、7回1/3を無失点で今季2勝目。打っても、中越えに推定飛距離130メートルのメジャー初本塁打をたたき込むなど、投手の球団記録に並ぶ3安打猛打賞をマークした。

 試合後、ホームランボールを手にした右腕は「明日は父の誕生日。いいプレゼントになった」と喜んだ。敵将のフィリーズ・サンドバーグ監督は「今日はシンダーガードのワンマンショーだった」と脱帽した。

 メジャー昇格前、傘下3Aでの今季打撃成績は11打数5安打の打率4割5分5厘、1本塁打。198センチの長身から100マイル(161キロ)の速球を投げ下ろし、左打ちで野手顔負けの打撃力も兼ね備える。日本ハム大谷をほうふつとさせるが、本人は「打撃はおまけみたいなもの」と二刀流挑戦は考えていないという。