米大リーグでフリーエージェント(FA)になった岩隈久志投手が、今季所属したマリナーズから受けた規定額1580万ドル(約19億4000万円)での再契約オファーを拒否したと13日、大リーグの公式サイトが伝えた。今後もマリナーズを含め、獲得を希望する球団と交渉を続ける。

 34歳の岩隈は「クオリファイング・オファー」制度で1年契約を提示され、この日が回答期限だった。今季は無安打無得点試合を達成するなど、9勝5敗、防御率3・54の成績だった。

 この制度が導入されてから昨年までの3年間で合意した選手はいなかったが、ことしはラスマス外野手(アストロズ)ウィータース捕手(オリオールズ)アンダーソン投手(ドジャース)が規定額での契約延長を受け入れた。

 ブルージェイズのエストラダ投手は規定額ではなく、2年総額2600万ドル(約32億円)で契約を延長した。