ブルージェイズからFAとなった川崎宗則内野手(34)が5日、福岡県・飯塚市商店街でトークショーに臨み、自慢のトークで約1500人の観客を魅了した。

 壇上に上がった川崎の髪が、まるで「白髪」のように変身。「朝起きて玉手箱を開いたらこんなふうになってしまった。子どもたち、絶対に玉手箱を開けたらだめだよ」といきなりジョークを振りまくと、集まった野球少年たちからは大きな笑いがわき起こった。「本当はワックスです。洗えば取れます。ちょっとイメージを変えようと思って。ただ嫁は大反対でした」。

 現在、ソフトバンクを含めた国内複数球団からオファーもあり、来季所属先は未定の状態で、観客からの質問コーナーで「いずれはホークスに帰ってくる気持ちは?」との問いに「強いチームだし(帰る)可能性はあるよね。来年まだ(チームが)決まってないし。でも、あくまでも可能性だからね」と慎重に言葉を選んでいた。

 また、88歳の女性ファンが、ホークス時代の背番号「52」のユニホームを見せ「これをもう1度着て応援したいんです」と言うと、川崎は「あなたが、もしホークスの編成部長だったら、すぐ行きますと返事します。それだけ熱意を感じました」と場内の笑いも誘った。

 最後はサイン色紙とサインボールの抽選会も行われ、当選した子供らが川崎本人から手渡され、うれしそうな表情を浮かべていた。