マリナーズ岩隈久志投手(35)がヤンキース田中将大投手(27)と投げ合い、6回6安打3失点で降板し9敗目(14勝)となった。

 1回、ヤンキースの3番サンチェスに初球の直球を本塁打され、先制を許した。2回は与死球が絡んでの適時打で失点。緩い球を多投し粘るも、4回1死満塁では犠飛で3点目を失い、6回3失点で降板した。

 5回を投げ終えた時点で今季通算162イニングとなり、マリナーズとの来季契約が自動更新される条件を満たした。

 岩隈は投球について「気合も入っていたし、楽しみにしてました。先制点を絶対に与えない気持ちでマウンドに上がってましたので、その中で、相手に先制点を与えてしまったこと。何とか粘り強く投げることが出来ましたけど、田中もすごくいいピッチングをして、勝てなかった」とし、自身の契約延長については「今、考えることでもないですし。シーズンも残っていますし、チームもいい状況にいる。とにかく自分のやるべきことをやって、シーズンが終わったときに、ゆっくり考えればいいと思います」と話した。