レンジャーズ・ダルビッシュ有投手(30)が明日7日(日本時間8日)、ブルージェイズとのア・リーグ地区シリーズ第2戦での登板を前に、会見を行った。

 第2戦は、リーグ勝利数2位の20勝を挙げた左腕JA・ハップ(33)との投げ合い。ダルビッシュにとって、ブルージェイズとは14年7月18日以来2年ぶりの対戦となる。そのときは、6回2/3を5安打、1失点、12奪三振で勝利投手になっている。両チームは5月15日の試合で選手同士による殴り合いの騒動があった因縁の間柄。それだけに大きな注目を集めているカードだ。

 ダルビッシュは、トロント打線に対して何を警戒するかを問われると「まあ、当てないように、です」と答え、笑いを誘った。またチームは2年連続のポストシーズンだが、自身は昨年、右肘靱帯(じんたい)再建術から復帰に向けリハビリ中だったため、そのときの心境について「ちょっとしたケガとかではなかったので。投げようにも投げられる状況じゃなかったので、特に投げたいなという気持ちはありましたけど、そこまで、自分が元の自分に戻れるかもわからなかったですから、特にそこまでの記憶がないです」と振り返った。