中4日で今季6度目の先発をしたヤンキース田中将大投手が、7回途中まで8安打4失点に抑え、4連勝で4勝目(1敗)を挙げた。

 1回先頭のピラーにいきなり二塁打を浴びたが、後続を抑えて無失点に切り抜けると3、4回は簡単に3者凡退に切り抜けた。味方打線の本塁打攻勢で7-0と序盤で大量リードしたが、5回に6番ピアースに内角速球を左翼席に運ばれて14イニングぶりの失点を奪われ、2死からも連打されて7-2となった。6回の無死二塁のピンチは2三振などでしのいだが、先発捕手ロマインが足の負傷で退き、代わって日系4世の26歳のヒガシオカがマスクをかぶった7回、先頭のピアースに初球のスライダーを再び左翼席に運ばれ、1死から8番トラビスに左前打されたところでマウンドを降りた。

 田中降板後は2番手のクリッパードが安打と四球で2死満塁とし、3番手ベタンセスがボークで1点を失ったが、反撃をここでとめた。

 投球内容は6回1/3、91球を投げ8安打4失点4三振無四球2本塁打で、防御率は4・21。

 ヤンキースは11-5で逃げ切り、連敗を2で止めた。