右肩炎症のため故障者リスト入りしていたヤンキース田中将大投手(28)がタイガース戦で13日ぶりに復帰登板し、今季9勝目(10敗)を挙げた。

 初回先頭から6者連続凡退と、12日間のブランクを感じさせない快調な立ち上がりだった。3回に2死一塁から1番キンズラーに適時二塁打を許したが、4、5回もそれぞれ3者凡退。7回には5番カステラノスに2ラン本塁打を浴びたが、その回を最後まで投げきり、7回を6安打、無四球、3失点(自責3)、4三振で90球で降板した。防御率は4・86。

 白星は7月28日のレイズ戦以来。タイガースとはメジャー5度目の対戦で、初白星となった。

 田中は「まあ特別ボールが良かったわけではないですけど、その中でもしっかりと相手のバランス崩して打ち取ることができたので、良かったと思います。とりあえず7イニングまで投げられたということは良かったと思います」と話した。