ナショナルズは10日、新人ドラフト会議2日目に、2005年の全国高校野球選手権で優勝した北海道・駒大苫小牧高のメンバーの鷲谷修也外野手(20)を14巡目(全体の412番目)で指名した。

 鷲谷は右投げ左打ちで、俊足が持ち味。高校卒業後、カリフォルニア州のデザート短大に進学した。高校時代は現楽天の田中将大投手と同学年のチームメートで、優勝した05年と準優勝した06年の選手権に出場した。

 同州インディオのホームステイ先で指名を知った鷲谷は「気持ちは燃えている。(米国で)技術的にも精神的にも自信がついた。評価されているスピードと守備を生かしたい」と意気込んだ。契約合意後はナショナルズ傘下のマイナー1Aに合流する予定。

 大リーグのドラフトでは、02年にロッキーズがアリゾナ・ウエスタン短大の坂本充外野手を24巡目(全体の711番目)で指名して契約した例がある。