米アリゾナ州ユマで1日に始まったウインターリーグに、昨年に続いて吉田えり投手(19)が参加し、初日に早速行われた紅白戦で2回を投げ2失点だった。

 先発した吉田は1回を無難に抑えた後、2回にピンチを招いて中越えの2点三塁打を浴びた。一方で2つの空振り三振を奪うなど、磨きをかけてきたナックルが効果を表す場面もあった。

 オフの間に、直球と同じようなフォームでナックルを投げられるように取り組んできた吉田は「とにかく失敗してもいいから、どんどんナックルを投げ経験を積みたい」と意欲的に話した。

 昨季所属した独立リーグ球団の監督らと笑顔で談笑するなど、リラックスした表情も見せた。5日には試合で先発する予定だが「意識しないで、ブルペンのように普通に投げたい」と自然体で臨む姿勢を示した。