またもフリー打撃で投げたレンジャーズ建山義紀投手は、切れのある変化球で打者を翻弄(ほんろう)した。球種を打者に教えず、捕手のサイン通りに投球。5人に計35球を投げたが、変化球の動きに対応できなかったバッターたちが打撃中に談議を交わすほどだった。

 建山は「打者の反応が見られて良かった」と笑顔。まだ変化球の制球に多少の不満があるようだが、実戦登板に向けて着々と準備を整えている。24日の紅白戦について「試合になるともう少し細かい制球が要求されるので、精度を上げていきたい」と抱負を語った。