<ヤンキース9-1メッツ>◇8日(日本時間9日)◇ヤンキースタジアム

 ヤンキース黒田博樹投手(37)が「サブウエーシリーズ」と呼ばれるメッツとの交流戦に先発。7回を投げ1安打無失点、1四球7三振で5勝目(6敗)を挙げた。通算防御率は3・46。

 1回は1番を三振に仕留めると内野ゴロと外野フライで3者凡退。2回も三振と内野ゴロ2つ。3回は三振2つと内野ゴロと完ぺきな内容。

 味方打線はカノが2打席連続の2ランを放つなど3回までにメッツのノーヒッター男、サンタナから6点を奪っている。

 4回、先頭打者を左飛。2番を当たり損ねの遊ゴロに打ち取ったがジーターが失策。初めての走者を許したが3番ライトのバットをへし折り三ゴロ併殺打に仕留めた。パーフェクトはなくなったが4回まで無安打の好投。

 5回は4番を三振、5番を左飛、6番をスライダーで空振り三振。ここまで無安打の好投。奪三振は6個。投球数は62。

 6回は簡単に2死を取ったが9番に左中間へ二塁打を打たれ、ついに初安打を許した。それでも後続を断ち無失点。

 7回は内野ゴロ2本で2死後、初めて四球を与え2死一塁。5番マーフィーの打球は強烈な投手返し。これが黒田の左足のスパイクに直接当たり、跳ね上がった飛球をロドリゲスがキャッチし三飛。打球の当たった足が心配だが7回まで1安打の好投。