<ワールドシリーズ:レッドソックス6-1カージナルス>◇第6戦◇30日(日本時間31日)◇フェンウェイパーク

 上原浩治投手、田沢純一投手の所属するレッドソックスが、6-1でカージナルスを下して対戦成績を4勝2敗とし、07年以来6年ぶり8度目の世界一に輝いた。地元での美酒決定は1918年以来、95年ぶり。MVPにはオルティスが選出された。

 3勝2敗で王手を懸けていたレッドソックスは、3回2死満塁でビクトリーノがグリーンモンスター直撃の走者一掃の二塁打で3点を先制。4回にもドルーのソロ本塁打、ビクトリーノの連続タイムリーなどで3点を追加した。

 先発のラッキーは7回途中まで9安打1失点と好投。2番手で7回途中から救援した田沢は2死満塁で4番クレイグを一ゴロに打ち取りピンチを脱した。

 第5戦で完全救援し、Wシリーズ2セーブ目、今ポストシーズン通算で歴代最多タイとなる7セーブ目を挙げていた上原は、5点差でセーブはつかない9回に3番手で登板。左飛、左飛、空振り三振と全てスプリットで打ち取って完全救援を果たし、世界一の胴上げ投手に輝いた。

 日本人選手のチャンピオンリング獲得は、伊良部(ヤンキース)、井口、高津(ともにホワイトソックス)、田口(カージナルス、フィリーズ)、松坂、岡島(レッドソックス)、松井(ヤンキース)に続き、8、9人目。