<マリナーズ1-2レイズ>◇13日(日本時間15日)◇セーフコフィールド

 マリナーズ岩隈久志投手(33)が2試合連続で8回無失点と好投したが、守護神ロドニーが打ち込まれ3勝目はならなかった。

 レイズのエース左腕プライスとの投手戦を演じた。岩隈は決め球のスプリットに加え、この日はスライダーを多めに使い、配球のアクセントとした。初回に2番打者デヘススに中越二塁打を許した後は、打者13人を連続凡退。5回2死からジョイス、エスコバルに連打されたが、後続を二飛に打ち取り難を逃れた。8回にも先頭ジョイスを左前打で出塁させたが、後続をピシャリ。三塁を踏ませない投球で、味方打線が初回に挙げた1点を守り切り、8回を投げ終えて97球で降板した。投球内容は8回を投げ、4安打無四球5三振無失点で、防御率は1・59。

 だが、9回に守護神ロドニーがデヘススに同点ソロ弾を浴び、岩隈の勝ち星は消え、さらに1点を追加され、チームはまさかの逆転負けを喫した。

 岩隈は「全体的にはすごくよかったのかな、と思います。1-0のゲームだったので、点数を与えないように、という気持ちで投げました」と話した。