<カブス6-1ヤンキース>◇20日(日本時間21日)◇リグリーフィールド

 ヤンキース田中将大投手がカブス戦に先発し、6回を8安打4失点(自責点3)1四球で、7三振を奪ったが、メジャー初黒星を喫した。今季成績は6勝1敗となった。

 楽天時代からの公式戦連勝記録は「34」で止まった。12年8月19日の西武戦で公式戦最後の黒星を喫してから、約1年9カ月ぶりの敗戦となった。

 田中は2回まで順調な立ち上がりだったが、雨が降り始めた3回に失点した。1死二塁から暴投で1死三塁。1番ボニファシオに高めのツーシームを中前にはじき返され、1点先制を許した。3番リッゾの場面、雨でマウンド状態が悪く、試合を一時中断して整備が入った。田中は盛んにマウンド状態を気にしており、投げにくそうだった。

 4回1死三塁では7番オルトに高めの速球を投げて三遊間を破られる適時打。2点目を失った。5回に3者空振り三振を奪うなど粘りの投球だったが、6回に連続犠飛で2失点、メジャーワーストとなる4点を失った。

 交流戦で田中は打席に立ち、第1打席は空振り三振、第2打席は右飛。7回表の打席で代打を送られ、降板となった。

 12年8月19日の西武戦で公式戦最後の黒星を喫してから、以降はこの試合前まで日米42先発で34勝無敗だった。

 前回登板14日(日本時間15日)のメッツ戦では9回を4安打無四球で8奪三振、初完投初完封を飾っていた。ニューヨークなどでも浸透していた「不敗神話」は崩れてしまった。