<マリナーズ3-6タイガース>◇30日(日本時間31日)◇セーフコフィールド

 マリナーズ岩隈久志投手(33)がタイガースのエース、バーランダーとの投げ合いに敗れた。

 2被弾で5失点し、今季2敗目(3勝)を喫した。6回を投げて8安打2四球5奪三振で5失点(自責5)。防御率を3・09とした。

 強力タイガース打線の3番&4番コンビにやられた。まずは3回。2死からハンターを中前打で出塁させると、続くカブレラに初球内角速球を捉えられ、豪快な先制2ランを左中間スタンドに運ばれた。4回には味方打線がシーガーの2ランで同点に追いつくも、直後に再度ピンチ到来。5回2死二塁の場面で、先制本塁打を打たれたカブレラを敬遠し、2死一、二塁でV・マルチネスを迎えた。マルチネスとは一歩も譲らぬ勝負を展開。カウント2-2となった5球目から5連続ファウルで粘られた末に、10球目高めに浮いたスライダーを右翼席へ3ランとされた。6回は無失点に抑えたが、3点リードされたまま98球で降板した。

 岩隈は「やっぱり、打たれたところはボールが高かった。相手打線もすごくいい打線でしたので、1人1人にすごい力を使って投げていた、という感じでしたね」と話した。