右肘に異常を訴え、9日(日本時間10日)に故障者リスト(DL)入りしたヤンキース田中将大投手(25)は復帰まで最低6週間を要することが10日(同11日)、明らかになった。

 田中はこの日、ヤ軍担当医のクリストファー・アーマド医師が出張中のシアトルを訪れ、診断を受けた。

 その後、午後9時過ぎ(米東部時間)からヤ軍ブライアン・キャッシュマンGMが電話会見を行い、診断結果を発表。同地ではアーマド氏を含む3人の医師が診察した結果、「右肘靱帯(じんたい)の部分断裂」が判明した。現時点では、トミー・ジョン手術と呼ばれる、移植手術は必要ないと診断され、当面は強化トレーニングなどのリハビリで回復を待つ方針が確認された。

 メジャー1年目の田中は、ここまで18試合に先発し、メジャートップの12勝4敗、防御率2・51の好成績を収め、15日(同16日)のオールスターにも選出された。

 田中の復帰は、最短でも8月中旬以降となる見込み。