米大リーグで1年目のシーズンを終えたヤンキースの田中将大投手(25)が1日、ニューヨーク市内のホテルで記者会見を行い「今年いろいろ経験させてもらったことは財産になっている。それをうまく活用しなければいけない」と明るい表情で来季への飛躍を誓った。

 13勝5敗、防御率2・77の好成績ながら、右肘の靱帯(じんたい)を痛め2カ月以上も離脱した。「自分自身もシーズンの半分しか働けていない。チームとしてもプレーオフを逃している。やはり悔しい」と振り返り、来季は先発ローテーションを1年間守ることを命題に掲げた。

 今月中にも日本に帰国する予定。「とりあえずゆっくり休んで、それからスタートしていきたい」と、注目を集めた新天地でのシーズンが終わり心身ともにリラックスしている様子だった。