福留先制V弾200号王手、カブス首位独走
<カージナルス1-2カブス>◇4日(日本時間5日)◇ブッシュスタジアム
【セントルイス(米ミズーリ州)=佐藤直子通信員】日米通算200本塁打に王手だ! カブス福留孝介外野手(31)が首位攻防戦のカージナルス戦の1回、先制7号ソロを放ち、日米通算199本塁打で200号に王手をかけた。この1発がV打となり、2位カージナルスに3・5ゲーム差とした。4打数1安打で打率は今季最低の2割8分9厘となったが、勝利に直結するアーチで存在感を見せつけた。
カージナルスカラーの赤一色の右翼席に、福留が先制弾を運んだ。先発ルーパーの内角球をしっかり引きつけ、コンパクトに振り抜いた。打った瞬間、「入ると思いました」と感触十分の1発は、ヤンキース松井と並んで今季日本人最多タイの7号。試合の主導権を握る貴重な先制点をもたらした。
この日はエースのザンブラノが故障者リストから復帰後の初登板。福留が「ザンブラノ自身も気合が入っていたでしょうし、先に1点取ってあげられたのはよかった」。援護を受けたザンブラノも「あの1発で気持ちが楽になった」とホッとした笑顔を見せた。ただ福留はまだ完全復調した状態ではない。本塁打を放った第1打席も「その前にとらえなければならない球をとらえきれなかった。先に光が見えるようなものでもない」と振り返る。
最近の不調にピネラ監督も「球宴前の今が体力的にも一番つらい時なのは分かるが、福留には打撃の調子を上げてもらいたい」と話していた。打率は今季最低の2割8分9厘まで下がった。技術的な問題、左ふくらはぎの張り。不調の原因は多々あるが、少しずつ日々課題を持ちながら打席に臨んでいる。
納得のいかない内容が続くが、今季9度目となる決勝点を挙げ、勝利に直結する働きができた。「勝ちにつながる1本であれば結果として十分です」。スランプから完全に抜け出すまで、我慢の日々が続きそうだ。
[2008年7月6日8時52分 紙面から]
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