<アスレチックス4-6マリナーズ>◇9日(日本時間10日)◇マカフィーコロシアム

 【オークランド(米カリフォルニア州)=木崎英夫通信員】マリナーズ・イチロー外野手(34)がアスレチックス戦で右前打、遊撃内野安打、二塁内野安打を放ち、今季12度目の猛打賞で日米通算3000本安打まで14本とした。

 調子を上げている6月後半から無安打の翌日はすべて複数安打を放ってきたが、この日もそのリズムに乗った。1回表の第1打席、相手先発ブラントンの内角146キロの速球を引っ張り右前にはじき返した。これで先頭打者としての打率は3割6分4厘へと上昇。「2本は打ちたいとこですよね」と、5回の3打席目にブラントンの大きく縦に割れる外角低目への121キロのカーブにバットを合わせて遊撃マーフィーのグラブをはじく強襲安打。

 そして7回、2番手ブリービンズの内角146キロ速球に差し込まれて詰まったのが幸いし、連続内野安打とした。上向く調子を追うように内野安打も増える。「まぁそういう傾向はあるだろうね」。この日もすべて単打。6月14日のナショナルズ戦第2打席から115打席も長打がなく、またもや自己最多を更新した。

 長打力を競うヤンキースタジアムでの球宴前日のホームラン競争に初の出場が決定的であるという一部報道もあったが、そこは“単打のイチロー”。「多分ない。誰かがやるなって言う気がするっていう感じ。覆るとしたらですか?

 誰かがやれと今度は言うことですかね(笑い)」と、現時点では否定的な見解を示した。