<カブス0-2アストロズ>◇4日(日本時間5日)◇リグリーフィールド

 アストロズ松井稼頭央内野手(32)もビックリの激しい雷雨がシカゴを襲った。「普通に考えたらダメでしょう。怖いでしょう」。カブス本拠地リグリーフィールドで行われた試合は、トルネード警報が発令されたため5回終了時で一時中断。直後に球場は1メートル先も見えない激しい暴風雨に見舞われた。

 2時間45分間後に試合を再開したものの、選手たちは間断なく続く落雷にビクビク。8回裏1死後、ア軍捕手キンテーロが捕球直後にとどろいた雷鳴に驚いてベンチへ駆け込むなどし、再び中断。39分後にコールドゲームが宣告され、ア軍が2-0で勝った。

 4打数無安打で連続安打試合数が10で途絶えた松井は「あそこまで(の雷雨)は初めて。勝ててよかった」。同じく無安打で、1回には今季2度目の失策のカブス福留は「メジャーでプレーしていればいずれは経験すること。あれだけ長い時間待っていたシカゴのファンには脱帽です」と広報に言い残した。(シカゴ=佐藤直子通信員)