アストロズ松井稼頭央内野手(32)の祖父が焼死した。23日午前0時55分ごろ、松井の祖父で東大阪市小阪本町の無職松井次郎さん(78)宅4階の寝室から出火し、寝ていた次郎さんが焼死。同じ部屋で寝ていた妻友子さん(74)は両手にやけどを負い軽傷。

 大阪府警布施署の調べでは、現場は鉄筋4階建ての店舗兼住宅。1、2階は次郎さんの次男が経営する焼き肉店「慶昌苑」で、3、4階に松井さん夫妻が暮らしていた。友子さんが煙のにおいで目覚めると次郎さんの布団周辺が燃えており、火を消そうとしたが消えなかったため、119番通報。消防隊が駆けつけたが、糖尿病で足が不自由だった次郎さんが逃げ遅れ、焼死した。火が出たのは4階の寝室だけで、たばこを吸う次郎さんの布団周辺には灰皿があったという。

 松井は今季から移籍したアストロズで主力として活躍しており、ここまで打率2割8分5厘でチーム2位の19盗塁をマーク。現在は腰痛のため故障者リスト入りしている。