ヤンキースの王建民投手(28)が、来年3月の第2回WBCで台湾代表に加わらない可能性が強くなった。台湾ニューズ電子版によれば、11日に米国から帰国した王は台北で会見。ヤ軍キャッシュマンGMから、シーズンへの調整を優先させてほしいとの意向を伝えられたと明かした。代表辞退を明言はしていないものの、球団との契約問題も絡むだけに、出場は厳しい状況とみられる。第1ラウンドで戦う日本にとっても、敵のエースの動向は気になるところだ。

 王は06、07年と2年連続で19勝を挙げたが、今年は6月15日のアストロズ戦で走塁中に右足を故障。甲の関節部分の靱帯(じんたい)損傷と、つちふまず付近の腱(けん)の一部損傷と診断された。結局シーズン中に復帰できず、15試合の登板で8勝2敗に終わった。