田沢12月1日渡米、Rソックスと最終交渉
米大リーグ・レッドソックス入りの意思を固めている新日本石油ENEOS・田沢純一投手(22)が12月1日に渡米することが29日、明らかになった。レ軍の本拠地ボストンを直接訪れ、正式契約へ向けての最終交渉を行うものとみられる。現地ではメジャー契約前の通例となっているメディカルチェックを受け、身体、健康上の問題点がなければ正式契約して帰国する。すでにレ軍は3年総額400万ドル(約3億8000万円)前後の条件を伝えていた(金額は推定)。
あこがれのレッドソックス入りは目前に迫った。アマ球界屈指のエース田沢が正式契約へ向けて本格的に動きだす。1日、夢と希望を胸に、メジャーの大舞台で活躍する自分の姿を脳裏に描いて渡米する。訪問先はレ軍の本拠地ボストンだ。現地では入団に際して通常行われるメディカルチェックを受診するものとみられ、身体上の問題がなければ正式契約を結ぶ運びとなりそうだ。
今月22日、社会人生活最後の試合となった日本選手権準決勝(対JR東海)で敗れて以来、田沢の心は着実にレ軍に傾いていった。敗戦翌日の23日にレ軍クレイグ・シプリー副社長兼国際スカウトが初交渉に出馬してきた。約2時間にも及ぶ話し合いでは、同副社長の熱意を感じ取った。
9月11日に米球界挑戦を表明して以降、10球団が獲得に興味を示した。具体的に条件提示を行ったのは4球団。レンジャーズの5年700万ドル(約6億6500万円)を筆頭に、ブレーブス4年600万ドル(約5億7000万円)、マリナーズ3年450万ドル(約4億2750万円)と高い評価がテーブルに乗った。
最終的にレ軍が提示した条件は3年総額400万ドル(約3億8000万円)前後のメジャー契約とみられるが、田沢は金額や契約年数よりも、米国で成功できる確かな環境を重視した。ロッカールームには日本人メジャーリーガーの代名詞とも言える松坂がいる。トレーナー、通訳、広報担当の日本人スタッフも多数在籍。指導者の中にも巡回コーチとしてデニー友利氏が育成面で全面的にサポートしてくれる。今回の挑戦を話題だけで終わらせず、メジャーの舞台で結果を出すための過程を第1に考えた結論がレッドソックスだった。現存するメジャーの球場では最古の歴史を誇るフェンウェイパークで、伝統のユニホームに袖を通す日が秒読みとなった。
[2008年11月30日8時21分 紙面から]
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