川上の背番号、思い入れある「11」浮上
【アトランタ(米ジョージア州)11日(日本時間12日)=佐藤直子通信員】中日からフリーエージェント(FA)宣言しブレーブスと契約合意した川上憲伸投手(33)が、本拠地アトランタ入り。12日(同13日)にも入団会見し、背番号はブ軍では“鬼門”となる「11」が浮上した。
ブレーブス禁断の封印を解く―。ブ軍が川上に背番号「11」を提示する可能性が高くなった。現在空き番で、川上が中日時代の11年間慣れ親しんだ番号。川上自身、11には思い入れがあり、少年野球で初めてユニホームを着た際、そして明大時代にも背負った。野球人生の転機で11を選択するのは自然の流れだ。
ただカブスと並んでメジャー最古の134年の歴史を誇るブ軍で、投手の11は“鬼門”。ブ軍は32年に背番号制がスタートしたが、目立った活躍をした投手は「初代」の左腕ブラントくらいで、それでも付けた4年間で55勝63敗と負け越した。14季連続Vと投手王国を誇った90年代さえも敬遠され、野手限定で封印され続けた。川上が11を付ければ、投手では56年のペイン以来となる。
川上はこの日、本拠地アトランタ入り。約12時間の飛行機移動でメジャー移籍を実感した様子で、「気持ちが高ぶるということはないですけど、しっかりしてきたという感じです」と笑顔を見せた。出迎えた代理人ダン・エバンス氏は「今の段階で話せることはない」と明言を避けたが、正式契約の方向で進んでいる。
不況のあおりを受け、今オフのメジャーFA市場は近年まれな“牛歩進行”。FA宣言から約2カ月。川上がようやくホームと呼べる場所にたどり着きそうだ。メディカルチェックをクリアすれば、12日(同13日)にも正式契約が結ばれ、注目の背番号も発表される。
[2009年1月13日8時49分 紙面から]
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