48本塁打と146打点で昨季メジャー2冠に輝いたライアン・ハワード一塁手(29=フィリーズ)が20日、年俸調停で1800万ドル(約16億2000万円)を希望をしていることが分かった。この日、同調停を申請した44選手の希望額と球団提示額が判明。昨年の同調停で勝利したハワードは、今年も強気に史上3番目の高額要求をした。

 昨年は74年に始まった同調停史上で最高タイの1000万ドルを勝ち取ったハワード。今年は要求額では05年クレメンス(アストロズ)の2200万ドル、01年ジーター(ヤンキース)の1850万ドルに次ぐ。07年の年俸90万ドルから、わずか2年で20倍もの大幅昇給を狙っている。

 今年は110人が同調停を申請し、他には07年の本塁打王フィルダー一塁手(ブルワーズ)、昨季16勝の先発右腕サンタナ(エンゼルス)らが希望額を交換。選手、球団の両者から希望を聞く聴聞はアリゾナ州で2月1日から21日間行われる。