ヤンキース松井秀喜外野手(34)が26日、「今季初投げ」を行った。松井は都内で自主トレを続けているが、思い立ったように約10分間、ボールを握った。

 「塁間程度の距離。(今年に入って)今日初めて投げました。あのくらい投げられるくらいにはなっているかなと。肩もひざもまったく問題ない」。下半身、特に昨年9月に内視鏡手術を行った左ひざの回復が順調だからこそのキャッチボールだった。

 この日、ヤ軍の前監督で松井の恩師のドジャース・トーリ監督が本を出版することが分かった。ヤ軍の内部事情をさらけ出す内容になっているという。

 だが、松井は「A・ロッドの加入でチームの雰囲気が変わった?

 彼の加入前、僕は1年しかいなかったから、分からないよね。彼と一緒の時間の方がずっと長いわけですから」と平然とした様子。グラウンド外の話題には我関せずだった。【千葉修宏】