06~07年と2年連続で19勝を挙げた、ヤンキースのかつてのエース王建民(29)が、ドジャースへ移籍する可能性が出てきた。ニューズデー電子版が6日(日本時間7日)、報じた。

 今週12日は、メジャー契約選手で、来季契約を済ませていない選手に対し、球団側が契約する意思があることを示す(テンダー)期限。だが同紙によると、契約の意思表示をせず(ノンテンダー)に、FAとなることは既定路線。7月に右肩の手術を受けた王は、来季中盤まで戦列に復帰できない模様で、球団の構想に入っていないという。

 王が正式にノンテンダーFAになれば、獲得に名乗りを上げるのがド軍。王と「元恩師」トーリ監督、ボワ三塁コーチら首脳陣の関係は良好で、王が今季の年俸500万ドル(約4億2500万円)からの大幅な減俸を飲む見込みなのも、交渉を円滑にしそうだ。