<オープン戦:エンゼルス7-10ホワイトソックス>◇12日(日本時間13日)◇米アリゾナ州テンピ
エンゼルス松井秀喜外野手(35)が今季オープン戦の初得点を足で稼いだ。ホワイトソックス戦に「4番DH」で出場。4回1死走者なしで相手の抑え右腕ジェンクスから四球を選んで出塁すると、続くモラレスの右中間三塁打で一塁から一気に本塁へ生還した。「今年1番のスピードだったと思う。悪い反応が出てないんで大丈夫だと思います」。出場3試合目で初の走塁を無難にこなし、ほっとした表情だった。
股(こ)関節を痛めていたハンターが3番に復帰し、松井、モラレスとのクリーンアップが初お目見え。これが早速、機能した。4回の時点で大量7点をリードされるという展開だったが、松井の四球をきっかけに4本の適時打で一挙5点を奪った。打線のつながりで点を取るエンゼルスらしい攻撃は、チーム打撃に秀でる松井の加入でさらに威力を増してくる。ソーシア監督は「ケミストリー(化学反応)がどう生まれるかを見たいね」と新打線への期待を口にした。
打線のつながりを生かすためには、走塁も重要になってくる。松井は「スピードを上げすぎると怖い。問題はなかったですけど、すべてが100%ではない」と課題も自覚している。打撃では初めて3打席に立ち、1回には07年サイ・ヤング賞右腕のピービと初対戦。初球の91マイル(約146キロ)速球を打って二ゴロに倒れ、「やっぱりストレートは力がある」とたたえた。ホワイトソックスとは今季9試合の対戦を予定している。この日は2打数無安打1四球に終わったが、シーズンに向けて得たものは少なくなかった。【大塚仁】



