今オフFAになる日本人選手の大半が28日、実力上位の評価を受けてドラフト補償の対象選手になることが判明した。大リーグ情報を扱う米サイト「MLBルーマー」が一足早く、大リーグ公認の記録専門会社「アライアス・スポーツ・ビューロー」が作成した格付けランキングを入手。実力上位20%までの「A」ランクに前ブレーブス斎藤隆投手(40)同21~40%までの「B」ランクには昨季「圏外」だったエンゼルス松井秀喜外野手(36)のほかにドジャース黒田博樹(35)メッツ高橋尚成(35)オリオールズ上原浩治投手(35)の3投手が入っている。

 この制度は大物FAを無制限に獲得するのを抑制するのが狙い。A、B認定を受けた選手が前球団からの年俸調停を拒否して移籍した場合には、前球団がドラフトの上位指名権を譲り受けることができる。残留オファーが有力視される上原、黒田に関しては、争奪戦の足かせになる可能性がある。