レンジャーズ建山義紀投手(35)が17日(日本時間18日)、キャンプ初日からサバイバルへ生き残る糧を得た。打撃投手としてマイナー打者2人と対戦。ワシントン監督らが見守る中で計14球で安打性の当たり1本に封じた。「チェンジアップは甘くても、抜けていたのでバットの先に当たっていた。緩急は有効。日本でも外国人からは空振りを奪えていた」と攻略の糸口をつかんだ。

 招待選手も含め、29人の投手陣の中から先発5人、救援7人を選出する予定。同監督は「(救援は)5、6人が確定している」と話しており、残る枠は1つか2つしかない。通算355勝のグレッグ・マダックスの兄マイク投手コーチは「違う角度の腕の振りでボールもよく動いていた。コントロールもしっかりしていた」と高評価を与えた。同僚からは、77キロとスリムな体形を逆手に「デブ~」と日本語で冷やかされるなど打ち解け始めている。24日には紅白戦に登板予定。(サプライズ=広重竜太郎)