レッドソックス松坂大輔投手(30)が28日(日本時間3月1日)のツインズ戦に向け、ブルペンで投球練習を行った。ヤング投手コーチが見守る中、軽やかなテンポで43球を投げ込んだ。重点的に確認したのは、カットボールだった。昨季までアスレチックスに所属したヤング投手コーチに、自らカットについて質問。ア軍で昨季18勝を挙げたケーヒル、中継ぎデュークシャーの握りを教わり、ブルペンで試した。

 捕手バリテックにもアドバイスを請い、精度を高めることに努めた。「極端に試せるのは今の時期だけ。いろんな球種をレベルアップさせたい」と貪欲な松坂に、ヤング投手コーチは「その向上心が素晴らしい」と喜んだ。28日はツ軍西岡との対戦が予想されるが「(今は)自分のやることが最優先ですね」と、あくまでも自身の調子を上げることにポイントを置く。(フォートマイヤーズ=佐藤直子通信員)