アスレチックスが、20日(日本時間21日)から始まるインターリーグ(交流戦)のジャイアンツ戦に向け、松井秀喜外野手(36)を「切り札」に指名した。サンフランシスコ湾に本拠を置く両軍は永遠のライバル。交流戦の「ベイブリッジ・シリーズ」は、通算42勝38敗とア軍が1歩リードするが、ジ軍は昨季の世界一。今回はジ軍のホーム開催のためDHが使えない。そこで「左翼松井」が登場する。外野守備担当ウォーラー・コーチは「外野手の1人として考えている。肩も強いし、経験もある」。昨年7月28日のレッドソックス戦以来、守備から遠ざかっているが、同コーチは交流戦初戦までには、先発できる程度まで守備を仕上げるとした。早速、この日から軽いノックをスタート。13日に本拠地へ戻ってからは、より実戦に近い練習をする。(アーリントン=佐藤直子通信員)