大リーグは2日(日本時間3日)、フリーエージェント(FA)選手と今季所属した球団による独占交渉期間を終了した。スポーツ専門局ESPN電子版はこの日、FA上位50人の実力ランキングを発表した。【FA実力ランキング11~20位】11位:ジャクソン(カージナルス)右先発投手=GM泣かせの投手。8回まで剛速球を投げ続ける能力を持ちながら、浮き沈みが激しい。12位:バスケス(マーリンズ)右先発投手=(1年間ローテを守る指標の)32先発、190投球回を下回ったのは10年の1度だけ。13位:黒田博樹(ドジャース)右先発投手=シンカーの切れが増して多くのゴロを打たせた。ただライナーも増えたのは危険信号。14位:ペーニャ(カブス)一塁=望んでいた栄光を取り戻すシーズンにはならなかったが、四球とパワーでそこそこの成績。15位:カダイアー(ツインズ)外野=左翼、右翼、指名打者を無難にこなすが、便利屋とみなされて控えに甘んじてはいけない。16位:マドソン(フィリーズ)右救援投手=チェンジアップは球界屈指。救援投手に長期契約は禁物だが、マドソンだけは例外だろう。17位:ジョンソン(ブルージェイズ)二塁=粗削りなスイングで打率を落とすが、ときに秘めた長打力は意外性の結果をもたらす。18位:パペルボン(Rソックス)右救援投手=09年まで直球で押し、昨年からスプリッターで打者を手玉に取る。いい契約を取れそうだ。19位:チェン(中日)左先発投手=日本で結果を残すも、今季は成績を落として獲得希望球団を減らしそう。終盤は良かった。20位:ウィリンハム(アスレチックス)外野=昨季より打率、出塁率とも落としたが、投手天国のホームでOPS8割7分4厘は立派だ。