故障者リスト(DL)入りしているアスレチックス中島裕之内野手(30)が23日(日本時間24日未明)、3Aに降格した。開幕直前の3月27日に左太もも裏を痛めてDL入りし、今月3日から傘下3Aサクラメントに合流。22日にリハビリ規定で認められる20日間の調整を終え、所属先の決定を求められていた。これまではメジャー25人枠でのリハビリ調整だったが、その枠から外れた。3Aでは13試合に出場して打率2割6分5厘、0本塁打。まだ走攻守に不安を残す部分があり、ビーンGMらア軍首脳陣は3Aで調整を続けるべきと判断したようだ。

 ア軍はこの日、メジャー40人枠に残したままオプション権を行使し、中島に3Aへの正配属を通告。前日のニューオーリンズ戦は「2番遊撃」で出場し、4打数2安打でリハビリ調整を打ち上げたが、試合後は「何も言われていない」と不安な心境を吐露。あらためてマイナーからメジャー昇格を目指すことになった。