パドレスが、イチロー外野手(41=ヤンキースFA)、青木宣親外野手(32=ロイヤルズFA)の2人の日本人選手を、来季の1番候補に挙げていることが分かった。ブラック監督によると、今オフの補強ポイントのひとつは「出塁率が高く、俊足のリードオフマン」。その条件を満たすイチロー、青木について「経歴は違うが、ともに攻撃力のある選手。興味のある名前だし、書面上でも浮上している」と獲得を検討していることを明かした。

 今季のパ軍は、地区3位ながらリーグ最低のチーム打率2割2分6厘、1試合平均3・3得点と攻撃力不足に泣いた。「今の球界で、本物の1番打者を得ることや育てることは難しい。我々のロースターに1番打者はいない」(同監督)。06年以来のプレーオフ進出を目指すうえでも、実績のあるイチロー、青木との折衝が、本格化しそうな気配だ。