ソフトバンク武田翔太投手(21)がオリックス松葉との前哨戦を制した。

 ウエスタン・リーグ、オリックス戦に先発し、101球を投げ、6回4安打1失点の好投。失点は5回に許した1発のみで「最低限の結果。要所要所ではしっかり投げられたと思う」。田之上2軍投手コーチも「バランスよく投げられた」と評価した。

 試合直前に雪がちらつく天候だったが、最速は145キロ。5奪三振のうち4個が直球だった。「ほとんどの打者がカーブを待っている中、直球で三振をとれたことが収穫。あとは変化球でカウントが稼げるように修正したい」。打者心理を逆手に取る配球に手応えをつかんだ。

 6回5失点だった松葉とは、開幕5戦目となる4月1日オリックス戦(ヤフオクドーム)で投げ合う可能性が高い。「それは想定しているけど、いい感じでいけると思う」と、強気の言葉で開幕前最後の登板を締めくくった。【福岡吉央】