ソフトバンクは30日、斐紹捕手(22)の出場選手登録を抹消した。福岡市内の病院でMRIによる再検査を受け「左膝内側側副靱帯(じんたい)損傷」と診断された。1週間の患部安静で、全治は5~6週間。今日31日からリハビリを開始する。

 ヤフオクドームを訪れた斐紹は「実力で落とされたわけじゃない。プラスにとらえて、早く治してここに戻ってきたい」と早期復帰を誓った。前日29日ロッテ戦の本塁クロスプレーで負傷。この日、工藤監督から「いけると思ったらすぐにやれ。自分の意思をもって治す方向に向かってくれ」と激励されたという。

 正捕手細川が右手骨折でリハビリ中。インフルエンザから復帰した高谷を31日のウエスタン・リーグ中日戦で起用。回復具合を見て、1軍昇格を決める。見送りの場合、鶴岡と拓也の捕手2人制で乗り切ることになる。