東北学院大(仙台6大学)のプロ注目右腕・本田圭佑(4年=宮城・東北学院)が、春季リーグ開幕(11日)前の先発実戦調整を8奪三振、6安打2失点で終えた。今季オープン戦4度目の先発で2戦連続完投。1-2で七十七銀行(仙台市)に敗れたが、相手4番を3打席連続三振に仕留めるなど、非凡な投球を随所で見せた。

 楽天などプロ4球団のスカウトが視察する中、菅井徳雄監督(58)の完投指令に応えて計141球を投げ抜いた。制球に苦しみ、序盤からボールが先行。6イニングで走者を背負ったが、菅井監督は「いろいろ経験になったと思う。いくら研究されても本田でいく」と早くもリーグ先発予告した。左打者の外角低めに沈むツーシーム気味の変化球が機能。本田は「スプリットの握りをちょっと変えただけ。開幕に向けて調子を上げていくのみです」と力を込めた。【佐々木雄高】