綾羽が彦根東の猛追を振り切り、接戦を制した。昨夏初めて甲子園出場を果たした綾羽と、昨秋県準優勝の彦根東が初戦からぶつかった。

綾羽先発の元木琥己投手(3年)は、8回0/3を129球、6安打2四球9奪三振4失点と粘投した。初回こそ先頭に三塁打を浴び、さらに犠飛で1点を失うも、2回以降は3者連続三振のイニングを2回作るなど、7回までに9三振を奪った。「前半はボールがばらついていてそんなに調子良くなかったけど、尻上がりに状態を上げていって。ランナー出してから要所を抑えるっていうピッチングができた」と振り返った。8回は疲れもあり、先頭に四球を出すと後続に連打を浴びて2点を失い降板した。

打線は、初回先頭から連続四球と安打で無死一、二塁とすると、3番中野銀河内野手(3年)の適時左前打で先制。その後2死二、三塁となり、6番田代響希内野手(3年)の中前打で2人とも生還し計3点を取った。

3回にも3番中野が死球で出塁すると、2本の安打と相手のエラーも絡みさらに2点を追加した。

千代純平監督(37)は「去年秋が早くに負けていたので、この冬選手たちはよく頑張ってトレーニング積んできた。今日みたいな難しいゲームを勝てたというのが、選手たちのこの冬の成長」と評価した。

彦根東は8回に3点を返し1点差とすると、9回にも1死三塁のチャンスを作るもあと1歩及ばなかった。