東大が早大2回戦に敗れ、連敗記録が「90」に伸びた。大型連敗は10年秋の早大2回戦から始まった。

<10年秋>

○東大4-2早大 最後の勝利。2点を先行されるも3回に追いつき6回に勝ち越し。早大先発・斎藤佑樹(現日本ハム)に黒星を付けた。勝利投手は9安打2失点完投の1年生の鈴木(時習館)。この白星で連敗を35で止めた

●東大2-7早大 ここから連敗がスタート。1回に早大・福井(現広島)から2点を先制も逆転負け

●東大0-7早大 2連敗。早大・斎藤に4安打完封され完敗

●東大0-3立大 3連敗。4安打完封負け。鈴木(時習館)が9安打3失点(自責1)の好投も打線が援護できず

●東大0-7立大 4連敗。1安打に抑えられ完敗

●東大1ー12法大 5連敗。5投手が15安打12失点で大敗

●東大2-11法大 6連敗。初回に9失点。打線は三嶋(現DeNA)から8安打するなど計12安打も大敗

<11年春>

●東大0-4早大 7連敗。7安打も完封負け

△東大3-3早大 延長11回引き分け。5回に3-2と逆転。しかし9回に追いつかれ白星逃す

●東大5-7早大 8連敗。2-7で迎えた9回裏に3点を返すも逆転ならず

●東大0-6法大 9連敗。法大・三嶋(現DeNA)に3安打完封される

●東大4-11法大 10連敗。1回表に2点を先制も2回に満塁本塁打など5点を奪われ逆転負け

●東大1-5慶大 11連敗。1回に慶大・伊藤(現阪神)の3ランなどで4失点。打線は10安打放つも1得点に終わる

●東大1-7慶大 12連敗。投手陣が12安打で7失点。打線は慶大の白村(現日本ハム)、福谷(現中日)のリレーの前に1得点

●東大0-2明大 13連敗。明大・野村(現広島)に2安打完封される

●東大0-4明大 14連敗。8安打するも2試合連続の完封負け

●東大0-8立大 15連敗。3試合連続完封負け

●東大0-5立大 16連敗。4試合連続完封負け

<11年秋>

●東大2-5慶大 17連敗。7回表に2点を先制もその裏追いつかれ8回に逆転許す

●東大0-5慶大 18連敗。6安打完封負け

●東大1-5立大 19連敗。5回まで1-1同点も6回に3点を勝ち越される

●東大0-2立大 20連敗。先発初馬(1年=桐朋)が6回2失点好投も完封負け

●東大1-2早大 21連敗。0-2の9回、田中(武生)のソロ本塁打で1点差に迫るも1点差負け

●東大0-23早大 22連敗。投手陣が26安打12四死球で大量失点し大敗

●東大0-1法大 23連敗。先発鈴木(時習館)と法大三上(現DeNA)の投手戦。9回裏サヨナラ負け

●東大1-2法大 24連敗。8回に1点差に迫るも2試合連続の1点差負け

●東大7-15明大 25連敗。明大・野村(現広島)に9安打を浴びせ4点奪うも投手陣が初回に8失点するなど計15失点

●東大3-7明大 26連敗。3回まで3-0とリードも逆転負け

<12年春>

●東大0-11明大 27連敗。6回まで0-1も終盤に大量失点。打線はわずか1安打

●東大0-5明大 28連敗。5安打完封負け

●東大0-13早大 29連敗。初回に5失点するなど17安打で13失点。打線は4安打で3試合連続完封負け

●東大0-8早大 30連敗。早大の3投手の継投の前に1安打完封負け

●東大1-9慶大 31連敗。初回に暴投で1点を挙げ5戦目で初得点も2回に3ランを浴びるなど7失点

●東大2-11慶大 32連敗。5回までに6点奪われ完敗

●東大2-3立大 33連敗。5回まで2-0とリードも6回に3点奪われ逆転負け

●東大2-5立大 34連敗。初回に3失点。7安打で2点を返すも逃げ切られる

●東大2-3法大 35連敗。9回裏に2-2同点に追いつくも10回に勝ち越され惜敗

●東大4-15法大 36連敗。1回表に2点を先制。しかしその裏本塁打などで4失点。2回も4点、3回には7点奪われ大敗

<12年秋>

●東大1-6早大 37連敗。0-1の4回に5点を奪われ試合決まる

●東大3-11早大 38連敗。初回に4点、5回に6点奪われ大敗

●東大1-8法大 39連敗。4回表に1-1同点もその裏2点勝ち越される

●東大5-12法大 40連敗。6回に4-2と逆転。しかし7回に6失点し敗れる

△東大5-5慶大 引き分け。0-4の7回、押し出しなどで5点を奪い逆転も8回に追いつかれ9回引き分け

●東大1-3慶大 41連敗。1回に先制し6回まで1-0とリードも7回に逆転許す

●東大1-12慶大 42連敗。4回まで0-0も5回に6点を奪われ大敗。投手陣は12安打11四死球。バッテリーは8盗塁許す

●東大3-11明大 43連敗。2回に3点先制も逆転負け

●東大0-14明大 44連敗。1回表に12失点。打線は10安打放つも完封負け

●東大0-3立大 45連敗。3安打完封負け

●東大0-2立大 46連敗。1年生の関投手(半田)が8回2失点好投も打線が援護できず

<13年春>

桑田真澄氏が特別コーチ就任

●東大1-10法大 47連敗。4回まで1-1善戦も5回以降失点を重ね大敗

●東大3-9法大 48連敗。2回に1-1同点とするも3、4、5回で計8失点し完敗

●東大0-6早大 49連敗。1回に2失点、5回に3失点。打線は2安打に抑え込まれ、11三振喫する

●東大0-3早大 50連敗。早大・高梨投手(3年=川越東)の前に完全試合を喫する。浜田監督は「悔しくてしょうがない。この屈辱を決して忘れず、歯を食いしばって頑張ります」。

●東大2-11慶大 51連敗。桑田氏が初観戦。3回に1点を先制するも投手陣が終盤崩れ大敗。桑田氏は試合後ミーティングを行い「初めて生で見て、変わってきたなという感じはありました。今までは不安そうで、ソワソワプレーしていたのが、前向きにチャレンジしようという気持ちになっている」と評価。その上で「野球はエラー、四球の後に失点する可能性が高い。今日も失点した3イニングはそう。じゃあ、それがなかったらどうなっていたか。野球は紙一重の戦い。そのために明日からどうしたらいいか」と問いかけた。

●東大0-1慶大 52連敗。1回に1失点。打線が4安打に抑え込まれ0-1で惜敗

●東大0-10明大 53連敗。3、4回に2点ずつ奪われ終盤も失点し完敗

●東大0-2明大 54連敗。関、白砂の投手陣が2失点と踏ん張るも2安打完封負け

●東大1-6立大 55連敗。桑田氏が2度目の観戦。投手陣が2本塁打浴び完敗。桑田氏は「7、8、9回の勝負どころを投げきれるようレベルアップさせたい」。

●東大0-16立大 56連敗。3回まで0-0も大敗。17安打で16失点

※リーグ戦後に行われた新人戦(1、2年生出場)で早大に4-1で勝利

<13年秋>

●東大0-5明大 57連敗。明大の3投手の前に1安打完封負け、14三振

●東大0-16明大 58連敗。3回までに14失点し大敗

●東大0-5早大 59連敗。4安打完封負け

●東大2-7早大 60連敗。1回に2点先制も5回に7失点し逆転負け

●東大0-1慶大 61連敗。投手陣踏ん張るも0-1惜敗

●東大0-5慶大 62連敗。慶大・加嶋投手(2年=慶応志木)にノーヒットノーラン許す

●東大0-8法大 63連敗。7回まで0-2と善戦も終盤に力尽きる

●東大0-4法大 64連敗。法大・石田投手(3年=広島工)の前に5安打完封負け

●東大2-5立大 65連敗。9回裏に2点を挙げ延長戦へ。しかし10回に3点を勝ち越され連敗ストップならず

●東大0-3立大 66連敗。7安打も立大・沢田投手(1年=大阪桐蔭)に15三振奪われ完封負け。今季は10試合中8試合で完封負けを喫した

<14年春>

150キロ速球を投げる最新マシンを導入

●東大0-7明大 67連敗。7回まで0-2善戦も4安打完封負け

●東大0-10明大 68連敗。初回に6失点。4安打17三振完封負け

●東大0-7慶大 69連敗。4安打完封負けでワースト記録にリーチ

●東大2-13慶大 70連敗。桑田氏観戦。9回に2点返し完封負け免れるもワーストタイに。浜田監督は「最後の2点は(相手が)くれたようなもの。いいところが1つもなかった。悔しくて仕方がない」

●東大0-11早大 71連敗でワースト記録更新。155キロのマシンで打撃練習も3安打完封負け。浜田監督は「悔しいです。もう1回鍛え直したい」

●東大0-14早大 72連敗。ワースト更新。3回までに10失点。2戦連続の完封負け。浜田監督は「数字の呪縛(じゅばく)はとけている。ただ自信喪失状態になっている。ラッキーボーイ、ニューヒーローが出てこないと。補欠やルーキーかも。思い切って起用していきたい」

●東大0-7立大 73連敗。ワースト更新。立大・沢田投手(大阪桐蔭)に6回までパーフェクトに抑え込まれ3戦連続の完封負け

●東大2-14立大 74連敗。ワースト更新。1回に今季初めて先制(1点)しリードするも3回に逆転許す。8回に7失点し力尽きる

●東大0-6法大 75連敗。ワースト更新。法大・石田投手(広島工)に13三振を奪われ4安打完封された

●東大3-9法大 76連敗。0-7の6回に3点を返すも敗戦。10戦10敗

<14年秋>

●東大0-7慶大 77連敗。4安打完封負け。浜田監督は「歯が立たない相手ではない。立て直します」

●4-10慶大 78連敗。6回に有井のソロなどで4季ぶりに1試合4点以上を奪ったが序盤の失点が大きく敗戦

●3-6明大 79連敗。山本克が2回にリーグ戦初本塁打。チームとしては00年春以来14年ぶりとなる2戦連発も及ばず

●0-4明大 80連敗。投手陣が序盤の4失点と踏ん張るもホームが遠く6安打完封負け

●5-11早大 81連敗。13安打で5点を奪ったが15安打浴び5失策と守備も乱れ11失点で敗れる

●1-8早大 82連敗。3回に喜入のソロが出たが得点はこの1点だけ。東大のシーズン3本は00年春に4本塁打して以来。それでも1得点では勝てず完敗

●2-4立大 83連敗。1回に先制も逆転負け

●3-6立大 84連敗。1回に有井の2ラン(1シーズン4本塁打は14年ぶり)で先制も逆転負け

●2-19法大 85連敗。ともに勝ち点0同士の対決。2回に先制を許すと3回に大量5失点。その後も失点を重ね今季最多の19失点で大敗

●0-5法大 86連敗。10戦全敗で全日程終了。4年生は4年間8シーズンで一度も勝利を味わうことなく引退に

<15年春>

●0-2明大 87連敗。開幕戦で山本俊が最速148キロの直球を武器に4回1失点の好投、3投手で2点に抑えたが、打線がわずか3安打0封とふるわず

●0-7明大 88連敗。2試合連続完封負け。浜田監督は「米寿(八十八)になりました。次は末広がりでいきたい」と力なく笑う

●2-5早大 89連敗。6回に一時逆転も敗戦。浜田監督は「悔しい。ただ、こういう試合を繰り返せば(連敗からの)出口がある。(先発で2回降板の)宮台は手のまめをつぶした。よりによってね」

●0-9早大 90連敗。投手陣は5回まで3失点と試合を作ったが打線が振るわず完封負け