名古屋名物みそかつの老舗「矢場とん」が20日、名古屋市内の栄セントライズ店で硬式野球部「矢場とんブースターズ」の出陣式を行った。大卒・硬式野球経験者を中心に18人の選手で結成した。監督には中日でプレー経験がある藤王康晴氏(50)が就任。チームスローガン「まじめに、楽しく、元気よく!!」を発表した。

 藤王監督は「選手と一緒に失敗しながら学んでいく。仕事も野球もしっかりできるようにやっていく」と意気込んだ。中日OBの郭源治(58)の長男佳久耀(かく・よう)投手(24=南山大)もメンバー入り。大学卒業後も練習を続けてきた右腕は「とにかくいい投球がしたい。抑えとして頑張りたい」と目を輝かせた。

 同チームは4月6日に日本野球連盟から承認されたばかり。選手全員が同社の社員で、クラブチームとして活動を続ける。早ければ、地元で行われる5月10日の社会人野球大会が初陣になる。