大商大が3季ぶり12度目(旧リーグを含む)の優勝を飾った。先発・岩崎舜(4年=神戸国際大付)の好投と吉持亮汰内野手(同=広陵)の適時打などで大経大に連勝し、開幕から8連勝で勝ち点4を挙げた。その後の試合で京産大が敗れ、勝率で上回るチームがなくなり、リーグ制覇が決まった。

 優勝のかかった試合で先発した岩崎は、神戸国際大付(兵庫)では3年間を通じてベンチ入りできず。高校の青木尚龍監督(50)から「大商大はレベルが高いから、頑張らないと厳しいぞ」と送り出された大学で、大一番の先発を託され、好投で応えた。「スライダーが切れて、うまく投げられました」と胸を張った。ナインの手で胴上げされた富山陽一監督(50)は「大商大が出たら強いぞ、という姿を全国で見せたいですね」と意気込んだ。