阪神がまさかの逆転サヨナラ負けで、プロ野球史上初の通算1万試合目を落とした。

 2点リードで迎えた9回に、満を持して守護神呉昇桓を投入。ところが先頭の6番バルディリスに中前打を浴びると、続く代打後藤には右中間へ同点の2ランを浴びた。内野手がマウンドに集まり一呼吸置くも、8番高城が中前打で出塁。1死二塁となり、1番石川に右中間へサヨナラ二塁打を浴びた。

 理想的な試合運びからの大暗転に和田監督も「そういうことだな…。きょう(の呉昇桓)はカウント負けというか、ボール先行して(ストライクを)取りにいったところを打たれていた」と落胆。

 呉昇桓は「切り替えるしかない。明日、また試合があるので」と必死に言葉を紡いだ。